BJPクローラー
2026年7月25日 06:01
アンダマン海とタイ湾を陸路でつなぐ「ランドブリッジ計画」が白紙になった。財務相のエーカニット氏が率いる作業部会は、投資として成立しないことを理由に計画を中止した。ランドブリッジ構想は、マレー半島の付け根を横断する鉄道と道路、両端に深水港を整備するというものだった。総事業費は1兆バーツ規模とされ、中国や中東の投資家の関心を集めた時期もあった。代替案として、「ラノーン鉄道ミッシングリンク」の整備が提案された。既存の鉄道網からラノーン港までの未接続区間をつなぐ、規模を大幅に絞ったプロジェクトだ。
この方針転換は、タイの大型インフラ政策の潮目を示している。タイはこれまでに東部経済回廊(EEC)や高速鉄道3空港連結事業など、大規模プロジェクトを次々と打ち出してきた。しかし、高速鉄道事業では民間側の撤退騒動が起き、EECも投資誘致の実績が当初計画を下回っている。タイの物流戦略は、より現実的な規模へと舵を切ることになる。
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