BJPクローラー
2026年8月3日 13:55
タイの通信最大手トゥルー・コーポレーションが、人工知能(AI)を中核に据えた技術企業への転換を加速させている。同社は約3年前、CPグループ傘下のトゥルーと、ノルウェー通信大手テレノールの子会社ディータックが合併して誕生。これまでは合併に伴う資産や人員、業務プロセスの整理に力を注いできたが、次の段階として掲げるのがAIを軸とした事業への本格的な転換だ。
グループ最高経営責任者(CEO)のシグヴェ・ブレッケ氏は、持続的な成長のためには現代の通信業界が直面するいくつもの課題に対応する必要があると指摘する。ここで、とりわけ強調するのがAI人材の育成だ。1年後には、AIの基礎を知らなければ社内で働くこと自体が難しくなるとも語っており、全社員へのAIリテラシー浸透を経営の最優先課題に位置づける。
タイでは通信大手を中心にAI活用の動きが急速に広がっており、日系企業にとっても取引先やパートナー企業のデジタル化戦略を把握しておくことは不可欠。特に法人向けクラウドサービスや業務効率化ツールを提供する企業にとって、タイ最大級の通信会社がAI企業への脱皮を明確に打ち出したことは、今後のビジネス機会を見極めるうえで重要な指標となりそうだ。
通信インフラを握る企業がAI戦略を主導することで、タイ全体のデジタル化の速度にも影響を与える可能性がある。今後、同社がどのような分野でAI投資を優先するのか、続報にも注目したい。
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