BJPクローラー
2026年6月18日 07:16
タイランドハイパーリンクスによると、カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得し、アカデミー賞国際長編映画賞のタイ代表にも選出されたタイ映画『ユースフル・ゴースト』の本編映像が解禁されました。この映画は7月10日に公開予定です。
物語は、粉じん公害が深刻化するタイ・バンコクが舞台。最愛の妻を呼吸器疾患で亡くした夫のもとに、妻の魂が掃除機に宿って戻ってきます。一方、夫の家族が経営する工場では、死亡した従業員の霊が機械に取り憑き、操業停止に追い込まれる事態に。霊に悩まされる家族や社会から拒絶された妻の霊は、工場の除霊に協力することで、自らの存在が“役に立つ幽霊”であることを証明しようとします。
解禁された映像では、空気清浄機に取り憑いた霊が「苦しいよ」「息ができない」と呻きながら暴れ出す様子が描かれています。しかし、工場の従業員たちはこの異常事態に冷静な反応を見せ、取り憑かれた空気清浄機の暴走と、それを当たり前のように受け入れる人々の温度差がシュールな笑いを誘います。
監督はカンヌ批評家週間グランプリ受賞スピーチで、この作品をタイにいるすべての幽霊に捧げたいと語っています。タイ語の「ホコリ」には、空気中の粒子だけでなく、現代のスラングで「人間以下の扱いをされる者」という意味もあるとのこと。本作は、幽霊が日常に存在する世界を通して、現代社会の歪みや、記憶することの抵抗を様々なジャンルを横断しながら鋭く切り込んでいます。
主演はInstagramフォロワー1,800万人超えのダビカ・ホーン。彼女が「掃除機に宿る幽霊」という難役を演じきっています。
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