BJPクローラー
2026年8月3日 07:15
韓国旅行に行くタイ人が激減していることが分かった。理由は2つ、タイ側の購買力の低下と、韓国側の入国審査の厳格化である。タイ人旅行者の間で長く問題視されてきたのが、韓国の入国審査だ。正規の航空券とホテル予約を持ちながら、入国を拒否されて送り返される事例が繰り返し報告され、そのたびにタイのSNSは炎上してきた。
背景には、韓国国内で就労目的の不法滞在者、いわゆる「ピー・ノーイ(小さな幽霊)」の問題がある。韓国側は不法就労の水際対策として審査を強化したが、その網は一般の観光客にも及んだ。結果として「タイ人というだけで疑われる」という不信感が定着してしまった。
タイでは今年に入っても、労働相が海外での不法就労について「死亡しても遺体を送り返すことしかできない」と異例の警告を発するなど、この問題は政府レベルの懸案であり続けている。さらに、タイ経済は第2四半期に減速し、中東情勢に端を発するエネルギー価格の高騰が生活費を押し上げている。バーツ建てで見た海外旅行の割高感は増しており、韓国のような中距離・中価格帯の旅行先は真っ先に見直しの対象になる。
日本にとっての意味は、日本はタイ人に対する短期滞在ビザ免除措置(15日間)を2027年6月末まで1年延長すると発表しており、タイ人にとっての「行きやすさ」で明確に差がついている。タイの旅行者が中距離の渡航先を選ぶとき、判断材料は価格だけではない。「歓迎されているかどうか」が、想像以上に大きな比重を占める。
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