タイ運輸省は、バンコク都内の鉄道踏切での重大事故防止のため、マッカサン踏切にATP(自動列車保安装置)を導入する方針です。これは、今年5月16日に列車と路線バスが衝突し、8名が死亡、約30名が負傷した痛ましい事故を受けての対策です。
- 短期対策(6か月以内、または2026年末まで):
- 事故現場となったマッカサン踏切にATPを設置。遮断機が完全に下りていない場合、接近する列車を自動停止させます。
- 周辺の交通信号とも連動させ、踏切上に車両が残らないようにすることも検討されています。
- 警察、タイ国鉄の踏切担当者、交通管制担当者の連携を強化し、無線連絡や交通信号の運用を改善。
- 路線バスや共同運行バスの運転手に対し、踏切内で停車しないよう厳しく指導。安全担当者や列車運転士の薬物・アルコール検査も強化されます。
- 中期対策(2年以内):
- ATPに加え、CCTVやAIによる障害物検知システムを導入し、リスクの高い踏切の監視体制を強化します。
- バンコク都内の鉄道踏切にATP、交通信号連動システム、警報システムを整備する計画です。
- 長期対策:
- バンコク都内の平面交差を減らす方針で、レッドライン関連事業では、バンスー-パヤータイ-マッカサン-フアマーク間、バンスー-フアランポーン間で計18か所の踏切解消を目指します。
運輸省は今後、全国の平面交差を評価し、ATP設置が必要な地点を選定した上で、タイ国鉄に具体的な設置を進めさせるとしています。
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