BJPクローラー
2026年7月10日 19:25
国連貿易開発会議(UNCTAD)は7月7日、「世界投資報告2026」を発表した。2025年の世界の対内直接投資(FDI)額は前年比6.0%増の約1兆6,243億ドルとなった。ただし、回復は依然として限定的かつ脆弱で、国・地域や業種ごとの偏りが大きいと指摘している。
FDIの受け入れ地域別では、先進国・地域向けが7,235億ドルと前年比11.5%増だった一方、新興・途上国・地域は9,008億ドルと2.1%増にとどまった。先進国・地域では、欧州において英国、ドイツ、スウェーデンで流入が増加した。一方、米国は減少に転じたものの、引き続き世界最大の投資受け入れ国の地位を維持した。
新興・途上国・地域では、中南米向けFDIは前年比14.2%増となった。ブラジルは再生可能エネルギーや資源分野への投資拡大を背景に22.9%増と好調だった。一方、北東アジア・ASEANは小幅な減少となった。これは、タイやマレーシアへの投資は増加したものの、中国や香港での減少が響いた。
2025年の世界のFDIでは、投資の集中もみられた。UNCTADによると、受け入れ額上位20カ国・地域が世界の直接投資流入額の80%超を占めた。業種別では、データセンターなどの人工知能(AI)関連デジタルインフラ、半導体、重要鉱物、脱炭素関連技術など、技術覇権やエネルギー安全保障、産業政策と結びつく戦略産業に投資が集中した。
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