ジェトロのビジネス短信によると、カンボジアのスン・チャントール副首相が大阪で開催された「カンボジア投資フォーラム」で、同国の投資環境整備への注力を強調しました。
- 高い経済成長と豊富な若年労働力: カンボジアは年率5%を超える経済成長を遂げており、医療・衛生状況の改善による平均寿命の伸長、そして豊富な若年労働力が魅力として挙げられています。
- インフラ整備と貿易協定の拡充: 高速道路や港湾などの物流インフラ整備、自由貿易協定(FTA)網の拡充、カンボジア日本人商工会(JBAC)との定期対話を通じて、投資環境の整備に力を入れているとのことです。日本からの投資を今後10年間で2倍にすることを目指しています。
- 喫緊の課題への取り組み: オンライン詐欺対策として、首相直属のタスクフォースを立ち上げ、摘発や逮捕・国外追放に取り組んでいます。タイとの国境紛争についても平和的解決を模索していると述べられました。
- 食品加工分野の可能性: パネルディスカッションでは、カンボジアでの食品加工分野への投資が注目されました。チョコリコ(名古屋市)の渡邉CBOは、労働者の農業スキルの高さ、製品の日本への配送のしやすさ、親日的な国民性を強みとして挙げました。また、フォーバル・カンボジアの山口ダイレクターは、カンボジアの主要産業である農業における販路開拓ノウハウの欠如や資金難を日本企業が解決することで、高付加価値化と大きなビジネスチャンスが生まれると指摘しました。
- 日系企業の進出事例: ロイヤルグループ・プノンペン経済特区の上松CEOは、ミズノがカンボジア人のまじめさや器用さに着目し、野球ボールの生産に取り組んでいる事例を紹介しました。
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