BJPクローラー
2026年7月16日 10:15
タイのアヌティン首相兼内相は7月13日、政府庁舎でシンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相と会談し、経済・エネルギー分野を中心に両国の協力関係を拡大していく方針で一致した。
会談では、地域の電力網を結ぶ「ASEANパワーグリッド」構想の推進が主要な議題となった。このASEANパワーグリッド構想は、ラオス、タイ、マレーシア、シンガポールの4カ国の電力システムをつなぐ取り組みだ。域外からのエネルギー調達への依存を減らし、中東情勢の緊迫化など世界的な不確実性が高まるなかでも、地域全体でエネルギーを融通し合える体制を築くことを目指す。
タイ政府はこれまでも、マレーシア首相との協議など、地域連結性の強化に向けた外交を積み重ねてきた。電力インフラの相互接続が実現すれば、地域全体の競争力向上や海外直接投資(FDI)の呼び込み、経済安定にもつながる。域内で電力供給網が一体化すれば、再生可能エネルギーの融通や非常時の電力融通も容易になり、産業界にとっても供給リスクの分散という利点が期待できる。
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