BJPクローラー
2026年6月18日 23:11
米フードブランド大手のYum! Brands(ヤムブランズ)が傘下のピザハット事業を880億バーツ(約3,600億円相当)で売却する方針を発表し、世界の外食産業に衝撃が走った。
タイでも馴染み深いピザハットだが、近年は売上の低下が続いていた。Yum!ブランズとしては、より成長性の高いKFC(ケンタッキーフライドチキン)とタコベルに経営リソースを集中させるための決断だという。
業績悪化の背景には複合的な要因がある。まず最大の打撃はデリバリーアプリの普及だ。GrabFood、foodpandaなどのプラットフォームが台頭し、各地の個人ピザ店・中小チェーンが急速に勢力を拡大。「ピザハット」という時代は終わりつつある。
次に価格競争の激化だ。タイを含む新興国市場では、消費者がより安くてローカルな選択肢を好むようになり、ピザハットの「少し高め」の価格帯がネックになった。また店舗内飲食を前提とした大型物件への依存体質が、パンデミック後の客足減少で大きな固定費負担となったことも痛手だった。
買収先はどこか——次の展開に注目。新オーナー候補については現時点で複数の買収希望者が名乗りを上げているとされるが、正式な発表はまだない。一部の業界関係者は「アジアのファンドや戦略的投資家が有力視されている」と語る。タイを含むASEAN市場でのピザハットの運営体制がどう変わるか、フランチャイズ店舗オーナーや従業員にとっては気になるところだ。
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