BJPクローラー
2026年8月16日 15:11
タイ国家観光政策委員会は、外国人観光客を対象とする入国税(通称カー・イアップ・ペンディン=入国料)の導入を承認した。金額は1人450バーツ。空路・陸路・海路のすべての入国経路が対象となる。2027年第1四半期にまず空路から導入が始まり、その後陸路・海路にも拡大する予定である。
入国税の構想自体は以前からあり、当初案では空路が300バーツ、陸路・海路が150バーツと経路によって金額が分けられていた。今回はこれを一本化し、全経路一律450バーツへと引き上げた形になる。徴収した資金は、観光地の整備や旅行者向けの保険原資などに充てられる方向で検討されてきた。
日本人旅行者への影響として、450バーツは日本円でおよそ2000円前後にあたる。1人あたりの負担としては大きくないが、家族4人で訪タイすれば1800バーツになる。航空券代に上乗せされる形になるのか、到着時に別途支払う形になるのかは、実施段階の詳細に委ねられている。タイ在住者や長期滞在ビザ保持者、乗り継ぎ客などがどう扱われるかも、現時点では確定していない。
観光業界では、入国税の導入をめぐって歓迎と懸念が交錯してきた。財源確保と観光地の質向上につながるという期待がある一方、近隣国との価格競争のなかで「入国するだけで課金される国」という印象を与えることを警戒する声もある。
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